-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
株式会社ハリケーンマスター、更新担当の中西です。
~“手と技”️~
完成した看板を見るとき、そこには「光」と「デザイン」があります。
でも、そこに至るまでには、現場の職人たちの技術と努力が詰まっています。
今日は、看板製作の“裏側”を、現場の目線でお伝えします。
看板の製作図はミリ単位で作られます。
しかし、現場では壁の凹凸・下地の材質・配線位置など、図面通りにいかないことが多い。
そこで必要なのが「現場合わせ」。
職人はその場で寸法を測り、取付金具を加工し、
“美しく・安全に・確実に”設置できるように即対応します。
まさに、理論と経験の融合。
この判断力が、看板職人の真価です。
工場では、毎日さまざまな音が響きます。
レーザー切断の光、金属曲げのプレス音、アクリル研磨の匂い…。
ステンレス文字の面を0.1mm単位で磨き、
アクリル板を熱で曲げ、LEDを規則正しく組み込む。
“看板製作”とは、機械と手仕事のハイブリッド。
自動加工機で精度を出し、人の手で質感と美しさを整える。
この手順こそ、人の温度を持ったモノづくりです。
現場取付の日。
作業車には看板本体、工具、ボルト、配線、照明機材…。
数百キロの看板を高所に吊り上げることもあります。
安全帯・ヘルメット・ハーネスを装着し、
風速や天候を確認して作業開始。
ボルト締めひとつにも「設計強度」があり、
トルクレンチで規定値を確認。
一人が気を抜けば、すぐに事故につながります。
チームワークと声かけ、段取りの正確さが全て。
“静かな緊張感”の中に、職人の誇りが光ります。
LED看板の取付では、光ムラや明るさのバランスも大切。
モジュールの間隔を均一に配置し、
ケーブルを目立たせずに隠す工夫を行います。
電気工事士資格を持つ職人が配線を確認し、
防水コネクタでショートを防止。
通電試験で光の強さを調整し、初めて“完成”します。
作業を終えて通りを離れるとき、
ふと振り返ると、自分たちの作った看板が光っている。
その瞬間、「今日も良い仕事をした」と感じます。
看板は人の記憶に残る“形のない仕事”。
でも、それを見上げる誰かが笑顔になる。
それが、職人にとって最高の報酬なのです。
![]()